オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

前の月へ

2025.11

次の月へ
S M T W T F S
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       

用意をするだけでも一苦労。

用意をするだけでも一苦労。

新学期が8月に始まるオランダでは、今が学期末です。特に、小学校8年生(日本の6年生に相当)にとっては最後の学年が、まさに終わろうとしています。期末テストも終了し、さて、やっとこれで長かった小学校時代にお別れを告げ・・・と思いきや、学期の最後はいつもの如く、行事が目白押しで親もくたびれきってしまうのが恒例です。


まず、毎年6月末(3学期)になると、小学校6年生は必須でキャンプに行かなくてはなりません。クラスメートと一緒に、50~60キロも離れたキャンプ場まで自転車に乗って行くのがお決まりとなっています。


キャンプ場、といっても家族で訪れるようなデラックスな場所ではなく、何もない野原にテントを張り、そこで1週間ほど飯盒炊爨などをして過ごします。雨が吹こうが、風が吹こうが、この、最終学年のキャンプには、絶対に行かなくてはいけないという、義務のような暗黙が伴います。従って、体調が悪い、等の理由がない限り、不参加することはほぼ、許されないといった感も。子どもの中には、『どうしてもいきたくない』『つまらなそう』『何で、義務なの?』という意見を持つ子どももたくさんいますが、結果としては、無理にでも、行かされるのだそうです。


ピクニックもいいけれど・・・。

ピクニックもいいけれど・・・。

最終学年生のキャンプに加え、他の学年でも行事は続きます。観劇会、自作自演発表会、ピクニック、バーベキュー、楽器の演奏会、何から何まで、自分の子どもが参加しなくても、積極的に参加することが、親たちに求められていることなのです。


学芸会も、恒例の催し。

学芸会も、恒例の催し。

子供のために行なうのなら、納得がいきますが、『最後の学期だから』という理由だけで、いろいろな行事を毎日立て続けに詰め込まれ、そのどれもに、手伝いとして参加しなくてはいけないので、親たちの多くは、『ああ、早く夏休みになってほしい!』と思っているようです・・・。


レポーター「フリードリヒス カオル」の最近の記事

「オランダ」の他の記事

  • 840 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives