オランダだけに限らず、ヨーロッパの多くの国では、カップ麺が常に大人気です。スナックや間食として気軽に食べられる点が受け入れられたことはもちろんですが、その味の美味しさの虜になった、というのが、こちらの『カップ麺』ファンたちに共通する意見のようです。

もともとカップ麺は、20年ほど前まで、アジア系食品を扱う店の身で販売されていました。当時のこうした店は、巨大な倉庫が裏に控えた、いわゆる、卸業的な営業方法だったようで、カップ麺も数箱まとめて買わなくては購入できなかったこともありました。それでも、1度食べたら忘れられない味として、一箱に30個くらいのカップ麺が入った箱を、5，6個購入している人たちもたくさんいました。

この人気に目をつけたのが、こちらの食品業界です。アジア系の食品を発売しているヨーロッパの会社でも、カップ麺にそっくりな形態の麺を売り出し、『スープ麺』として売り出しました。これらは、ヨーロッパ人たちの味覚に合うようにアレンジされた味が特徴ですが、やはり比較してみると、アジア諸国で製造・販売されているものの味にはかなわない、ということで、過去６，７年の間に、普通のスーパーにも、アジア諸国で製造されたカップ麺が並ぶようになりました。

大人から子どもまで、カップ麺は大人気です。『麺は健康によい』『太らない』『カップに入っている麺の量が、あまり多くなく適量で、スープでお腹が一杯になるから、ダイエットにも最適』と、何から何までいい事尽くめ。朝から、カップ麺を食べて出勤する、という人もいるほどです。

おやつにカップ麺を食べる子どもたちも多く、親たちは、『お菓子と違って、太ることを気にしなくていいから楽！』と喜ぶひともいるほど。アジアの食材や料理は、何から何まで健康と思っている人も多いため、今後もカップ麺の人気は、衰えることはまず、ないでしょう。

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