カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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FIFAワールドカップで沸くバンクーバー。なでしこの試合には、多数の日本人の友人が観戦に出かけています。ただし、サッカーということで、どちらかと言うと若い層やスポーツ好きが夢中です。

そんな中で、6月13日に、もう一つ、日本人が楽しみにしていたイベントがありました。桂文枝師匠のバンクーバー公演です。




前売り券完売で、当日券に並んだ人たちも。

前売り券完売で、当日券に並んだ人たちも。

席の指定なしで、開場18時半、開演19時とあったので、18時すぎに行くつもりでいたら、友人、知人に良い席を確保するために17時には行くと言われてしまいました。特に前で見なくてもいいかなと当初は思っていたものの、やはり「どうせなら」という気分になり17時半ごろ会場へ。

日系の大きなイベントがあると、たくさんの日本人が駆けつけるので、しばらく会っていない友人たちにも会うことができて、同窓会モード。あっという間に開場、開演になりました。


当日のプログラム

当日のプログラム

今回は取材関係なしで行ったこともあり、公演の座席数など詳細の情報はもらっていませんでしたが、実行委員の方に聞くと、500人が集まったそうです。会場の日系センターの大ホールは、イベント用のスペースで、劇場ではありません。収容人数ぎりぎりではないか?と思うほど、会場いっぱいに座席が用意されていました。

文枝師匠自身もマクラで、「バンクーバーの日本人がほぼすべて集まったのではないかと思うほど」と話したほど、多数の日本人が駆けつけました。

番組はまずはカナダ人の落語家、桂三輝さんの「生まれ変わり」、そして桂三語さんの「青い瞳をした会長さん」、文枝師匠で、「宿題」と「優しい言葉」の4作品でした。

桂三輝さんは、私は初めてだった英語での落語。英語と比較しての日本語の話から、日本というかアジア的な思想でもある、生まれ変わる、つまり輪廻についての話で、日本文化について、「イマイチ分かっていない」子どもたちに観せてあげたらよかったと後悔しました。

桂三語さんの「青い瞳をした会長さん」も、カナダ向けだったのか、外国人の町内会長さんの話。一方、文枝師匠は、カナダや海外をテーマにしたものではありませんでした。でも、プログラムを見ると、すべて三枝、文枝作の創作落語で、文枝を満喫しました。

正直、特に落語に興味があるわけでもなく、途中で眠くならないか心配していましたが、杞憂でした。とても楽しく、何度も大笑いする落語公演体験となりました。




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