ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

前の月へ

2025.11

次の月へ
S M T W T F S
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       

世界遺産のスワヤンブナートは立ち入り禁止。境内の一部損壊が見て取れます。

世界遺産のスワヤンブナートは立ち入り禁止。境内の一部損壊が見て取れます。

ネパール中部を震源とし、首都圏やその周辺の農村部を直撃した大地震発生から1週間が過ぎましたが、未だ被害の全容が掴めていません。犠牲者、被災者の数は膨れ上がってきています。世界各国からの支援物資が届いていますが、多くが空港に留め置かれ、被災地の人の手に行き渡っていない状態です。次々にやってくる救援隊の配置調整もうまく行えていないため、政府の無策に国民は怒りをあらわにしています。


倒壊した建物で作業をする救助隊

倒壊した建物で作業をする救助隊

山岳部の被災地へは通常でもバスで数時間、その先には車道が通じていない小さな村が点在しています。怪我人、病人のレスキュー搬送も難しく、ヘリコプターに頼らなければならない場所が多く、救助活動も難航しています。


大きく亀裂画が入った高層マンション、今後住めそうにありません

大きく亀裂画が入った高層マンション、今後住めそうにありません

民間団体やボランティアは政府をあてにできないと、各々食料や医薬品、衣類などを集めていますが、被災者への救援物資を運搬するトラックの手配や運転手の確保もなかなか難しい状態です。

街中では瓦礫の片付け、基金集めのためのカーウオッシュのサービス、お弁当のパッキング、子どもへの絵本の読み聞かせなど様々な方法で自分のできることをしようとがんばっています。


水を求め、給水車に集まる人々

水を求め、給水車に集まる人々

公立校は5月14日まで休校が決定。カトマンズ市内の被災した建物の診断、評価が行われています。市内の商店やレストランも少しずつ営業を再開し、徐々に日常が戻ってきつつありますが、水道管が数百メートルにわたって壊れた地域では、給水車にバケツを持った人が並んでいました。

まだまだたくさんの人々が余震の恐怖におびえながら、不自由な生活を強いられています。



レポーター「うえの ともこ」の最近の記事

「ネパール」の他の記事

  • 817 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives