メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 日本に伝わっている「メキシコ」に関するニュースの大半は、麻薬取引とそのギャングの抗争と、なんともきな臭いものばかり。私の住むグアダラハラは比較的安全と言われて久しいのですが、今日はちょっと物騒なニュースです。

 「労働者の日」いわゆるメーデーで大半の人々がお休みだった5月1日午前、メキシコ中部のハリスコ州と州都グアダラハラ市を含む7市町村からなる「グアダラハラ都市部」に「Codigo Rojo コディゴ・ロホ」が出されました。これは州政府や連邦警察などが一般市民にむけて出す注意喚起、外出自粛令です。


普段は平和なグアダラハラなのですが‥

普段は平和なグアダラハラなのですが‥

 州知事の発表によると、麻薬取引グループによる今回の焼き討ちはハリスコ州内で約30カ所、死者7名、逮捕者15名、放火被害にあったガソリンスタンド16カ所と、過去に無い規模でした。

 これにより出された「Codigo Rojoコディゴ・ロホ」ですが、では実際なにをどうすればいいのか、地元紙がSNS上にて大きく伝えていました。

 ”MURAL新聞社発
 麻薬抗争での緊急事態時には‥
 ・不要な外出はしないこと
 ・運転中は信号だけに頼らず、赤信号で通過する緊急車両などにも注意を払う
 ・不審者に襲われた場合は、相手も興奮状態にあるため抵抗せず、ゆっくりと行動する事。
 ・運転している車の窓ガラスにスモークを貼っている場合は、警察などから疑いをかけられやすいので、窓を開けて運転する事。
 ・緊急車両などの接近に気付くように、音楽のボリュームを下げること。”

 地元テレビ各局もこぞって焼き討ちのあった場所に出向き、緊急情報番組を出したり、一般市民に外出自粛を呼びかけていました。

 普段が平和で文化的な街だけに、時々起こるこのような暴力的な妨害の際は、無理をせずに予定を変更して家にいたほうがいいわけです。

 





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  • 2 コメント

2 - Comments

いとうより:

2015 年 05 月 15 日 11:59:22

いとうです。

外出禁止令ですか、物騒ですね。外務省の渡航情報にも出ていないのですが
この程度は比較的よくあるのでしょうか。日本のニュースでも見なかった
気がします。でも、気をつけてください。

Setsuより:

2015 年 06 月 10 日 09:37:00

いとう様

コメントありがとうございます。
一般市民には人的被害が少なかった、というのが救いです。
警察vs麻薬ギャングの抗争はしばらく続きそうです。

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