今日は子どもたちの高校の懇談会でした。
三者面談や親子面談と書かないのは、三者、つまり子どもも一緒でもいいし、子ども抜きでもいいからです。親も両親とも出席する人もいますし、お父さんかお母さんかだけだったり...。
あまり「XXさんはこうしているから、うちも!」という感覚がなくて、それぞれ我が道を行くところがあるカナダなので、自由です。
我が家の場合は子どもたちは来たがらないので、いつも私と夫です。といっても、上の子が高校に入った最初の懇談は、夫は必要なし!と来てくれませんでした。私は、カナダの懇談会というものを知りたいこともあって出席したところ、息子が提出物が出ていなかったりと、問題児であったことが判明。また、夫婦で来ている人が多かったので、「日本人の私だけで行くなんて、考えられない。もっと子どもの教育を考えてくれ」と夫に訴えて、以来、できるかぎりは来てくれます。
懇談のカナダと日本の大きな違いは、教科ごとに先生の話を聞くということでしょう。すなわち、いわゆるクラスの担任というのがなく、英語は英語の先生、数学は数学と、各教科を担当する先生の話を聞きに行きます。
ですから全教科、話を聞きたいなら、全教科の先生に会いに行けばいいし、主要教科だけにしたいという人も多いです。
私たちは主要教科から始めて、時間が許せば体育や美術などの先生にも会うことにしています。懇談はたとえば3月31日の15:00-16:30、17:30-19:00などというように、決まっているので、夫が間に合う17:30からで懇談に出席して、会えるだけの先生に会っていました。
多くの学校では懇談はそれぞれの教室ではなく体育館を使います。全教師がテーブルに座っているので、お目当ての先生のところに行って話を聞きます。この話をすると、日本の友人に「プライバシーなし?」と驚かれました。他人の話を耳をダンボにして聞くような人はいないということなのでしょうか。誰もあまり気にしません。
以前のスタイル。マルで囲んでいるのは、列をつくって順番を待つ保護者たちです
さて、今回から娘が通う学校の懇談のシステムが大きく変わりました。
分かりづらい写真しかないのですが、以前はテーブルに座っている先生のところに、並んで、順番に話を聞いていくというスタイルでした。
でも今回はオンラインでまず予約することになりました。
オンライン予約の解禁日時があるので、その日までにアカウントを作成しておいて、解禁になったら、自分の希望する時間で娘が教えてもらっている先生を予約していきます。
娘の学校は各先生、所用時間5分だったので、今期、娘が選択している4教科、
・17:45 日本語 宮本先生
・17:50 英語 Mr McCloy
・17:55 生物 Mr Tan
・18:00 心理学 Ms MacDonald
を予約することができました。
予約制に変わった今回の懇談。テーブルに先生二人はこれまでと同じですが、プライバシーを気にしてか、仕切りができていました。
一人5分か、短いなぁと思いましたが、基本的にこの懇談では、子どもたちの学習態度や、現時点での成績について聞きます。
その結果、詳しく話が聞きたいなら、改めて予約をすればいいだけの話。
教育熱心なアジア系のお母さんが20分ほどねばって、先生と話を聞いているので、「早くしてよ~」と思いながら待っていた今までと違い、サクサクと終わったので、夫はご機嫌でした。
ちなみに5分すぎると、「5分過ぎました。次の予約の方の時間なので、交代してください」と体育館にアナウンスが入り、保護者達は大移動。なんだか不思議な光景でした。
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