メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 春は引っ越しシーズン、というのは日本だけ。
 というのも、メキシコは学校の卒業シーズンがまちまちで、高校は5月下旬、大学ともなると年に2ー3回以上の学期の終わりごとに「卒業式」が行われるため、始終引っ越しが行われています。
 とはいえ、お母さんから離れがたいのがメキシコ人。
 実家から出るのは結婚するとき、というのが大半。
 出たとしても実家の近く。
 個人の車でせっせと小分けに運ぶ姿も珍しくありません。

 かく言う私も2年前、引っ越した友人からいただいた桐のタンスをセダンの屋根に乗せ、細いロープでくくっただけで大通りを7km、運んだ事があります。
 ですが、ハザードランプをつけタンスを乗っけたノロノロにもみなさん寛容で、一度も煽られたり、クラクションをならされたりしませんでした。なれているんですね。


マットレスだって自分で運びます

マットレスだって自分で運びます

 年明け早々、私自身が引っ越しをしました。
 3年前に住んでいた丘の上の家に戻って参りました。
 前回の引っ越しでは友人知人の手を借りたのですが、今回は時間が限られているし、荷物もかなり増えました。みんなの腰を思うと、やはりプロにやってもらおうと、引っ越し業者に依頼をしました。

 やって来たのは6mのトラックとお兄さん2人。
 日本の引っ越し業者と違い、養生はせず、ガシガシと荷物をトラック後ろに運び出して行きます。
 ほぼ半分の荷物を出したところで、大物を詰め込み始めました。
 マットレスやベッドの土台、テーブルなどで固めながら、パズルのように重ねて詰めて行きます。かなり頭も使う作業です。
 


まずは半分をトラック後方に出して行きます。

まずは半分をトラック後方に出して行きます。

 その後、また半分の大物を詰めながら小物を隙間に入れて。

 二人掛かりで約3時間。
 あっという間に荷物がすっぽりとトラックに収まりました。

 ゆっくり運転で約1時間で新居に到着、荷物を入れるのに1時間半ほど。こちらもあっという間。

 これで料金1300ペソ。日本円で11000円ほど。これに、お兄さんたちへのチップも少しずつ。(一人につき200ペソ)

 このお仕事を始めて3年目のお兄さん。体重も15キロ落ちてすっきり引き締まった体が自慢だ、と嬉しそうでした。


パズルのように詰め込まれた荷物。これでびくとも動かないのがプロの技。

パズルのように詰め込まれた荷物。これでびくとも動かないのがプロの技。

 個人経営のこの引っ越し屋さん。
 爽やか兄さん2人組で1日に3件ほど。
 ときどき、急に真夜中に呼ばれ、音を立てずにやってくれ、という注文もあるのだとか。

 理由もそれぞれの御引っ越し。
 初めての業者さん利用の御引っ越し。
 リーズナブルで丁寧な仕事に大満足でした。



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