スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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2月中旬に訪れたアフリカ西部に位置するカナリア諸島(スペイン領)のグラン・カナリア島ですが、日本人にとってのグアムやハワイに相当する、欧州人のリゾート地。
現地には多くの北欧人もちろんスウェーデン人も訪れるため、スウェーデン語は至る所で聞こえていましたが、他にはドイツ人やスペイン本土から休暇に来る人々も多いようです。

このカナリア諸島の路線バスですが、リゾート地ということも反映してなのか、システムがスウェーデンともかなり異なることには、興味深く思ったところです。


グラン・カナリア島南部、私達が滞在したMaspalomas(マスパロマス)のバス停、周りはどこもリゾートホテルです。

グラン・カナリア島南部、私達が滞在したMaspalomas(マスパロマス)のバス停、周りはどこもリゾートホテルです。

まずは大人も子供も、4歳~89歳まで同料金です。(3歳以下と90歳以上は無料)回数券などもなく、行き先により異なる一律料金をドライバーに払うのです。
子供料金など細かい設定がないほうが、観光客にはかえってわかりやすくてよいのかもしれません。諸外国によっては、年齢ではなく身長が基準であったり、常識では考えられない設定も見られますが、この点、一律であれば迷わないとは言えますね。

また、スウェーデンとは違い、ベビーカーを乗せてバスに乗ることは禁止されているようです。それではベビーカーはどうするかというと、乗車中は車両のトランクに入れるそうです。やはりここも、日常の足として活躍する路線バスとは違う点と思えます。

そして意外なこと、観光地だから空港バスなども充実しているのかと思いきや、空港に発着するのも普通の路線バスです。空港専用の路線バスはなくても、停留所には空港に停車するバス番号には、空港マークが表示されています。

チャーター便で旅行する場合は、各チャーター会社の運営する専用バスで空港までの送迎がついていることが多いので、迷うことはないようですし、人数が多ければタクシーでもそれ程割高ではないようですが、
観光業を主産業にしている地域では、日ごろ何気なく利用する路線バスも、元々から観光客視線でシステム設定されている、と言う点は、地域らしさとも言えるかと思います。


おまけ画像。道端で見かけた、木から落ちたバナナ。何本かもぎ取られた痕跡がありました。(虫がついていそうでしたので、私達は試食しませんでしたが…)カナリア諸島はバナナの生産地でもあります。

おまけ画像。道端で見かけた、木から落ちたバナナ。何本かもぎ取られた痕跡がありました。(虫がついていそうでしたので、私達は試食しませんでしたが…)カナリア諸島はバナナの生産地でもあります。




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