オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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オランダ南部、ベルギー、ドイツ北部などにかけて、2月中旬から約1週間、毎年恒例の謝肉祭(カーニバル)が行なわれます。世界にはいろいろなカーニバルの祝い方がありますが、特にオランダのそれは素朴そのもので、かなり簡素、といった感さえあります。


おそろいのカエルの衣装で行進!

おそろいのカエルの衣装で行進!

普通、こういう年に1度のお祭りであれば、気合を入れて準備するものと思いがちですが、オランダのそれは、『参加することに意義がある』ようで、カーニバルに欠かせない山車や、それに伴う行列に凝るよりも、自分たちの仮装に凝るほうに力が入ります。


毎年、この季節を迎える数週間前から、貸衣装屋は大繁盛!何を着て街中を(勝手に)練り歩くかは自分の好み次第。一般の人たちは、山車にマッチするような衣装を着る必要もないため、思い思いの衣装を選んで借り、カーニバルを迎える日を待ちます。


もちろん、彼らはカーニバルに欠かせないキャラクター。

もちろん、彼らはカーニバルに欠かせないキャラクター。

今年のカーニバルは、2月の第2週目になりましたが、この週(屋、週の1日)は、仮装をしての出勤・登校が認められます。特に、各小学校では華やかな衣装を着た子どもたちが、毎年恒例のパレードを校庭で行なったりしています。職場でも、おどけたスタイルで出勤した同僚の姿に誰もが大爆笑。和やかな雰囲気に包まれます。


さて、このカーニバルですが、この期間中はもちろん無礼講。噴出すほどおかしな仮装をして、夜通し大騒ぎしながら、寒い冬を吹き飛ばさんばかりに歌って踊る人びとを見ていると、何事も楽しいことはいいことであり、それもまたよし、と感じざるを得ません。


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