台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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開会式のダンス

開会式のダンス

 昨年12月12日、台北市立第一女子高級中學(以下、略称の北一女)は創立111周年、第二次世界大戦終了後、現行の学校制度に移行してから69周年を迎えました。

 北一女にとって、12月12日は第二次世界大戦終了後、日本人の校長から台湾人の校長に変わり、新しいスタートを切った特別な日。それを記念し、学校では12月12日を創立記念日と定め、毎年この日に学園祭を行っています。

 今回は、その学園祭の様子を紹介していきます。


2年生の各クラスが準備した露店

2年生の各クラスが準備した露店

 1枚目は2年生の代表が体育の先生と共に練習し、披露した集団のダンスです。2階席と3階席にいる各学年の生徒たちも一緒にダンスしているのが興味深いところです。

 上の写真のテントでは、2年生の各クラスが露店を開き、自分たちで作った本のしおりや古本などを販売しました。その売り上げは、慈善事業団体などに寄付されるということです。


生徒自らデザインのピンバッジ

生徒自らデザインのピンバッジ

 上の写真は生徒が自らデザインしたピンバッジ。セットで130元(約491円)などとありますが、1個では35元(約132円)で販売されました。


PTAが販売した記念品

PTAが販売した記念品

 もう一方では、PTAが製作した記念品も販売されました。

 参考までに、奥のボードに貼付けてあるトートバッグは各500元(約1,887円)。私に片言の日本語で、「これ、かわいいよ~」などと言い、買うまで放してくれいないような雰囲気を漂わせながら売っていました。


こちらもPTAが作成したもの

こちらもPTAが作成したもの

 PTAが製作した記念品の売り上げは、生徒たちの学習活動資金に回されますが、上の写真のぬいぐるみもそうです。上のは昨年6月の卒業式に合わせて制作されたもの(右手にあるのが卒業証書)で、1個399元(約1,506円)で販売され、約6,500個売れたということです。ちなみに、その時の売り上げは7月中旬に招待を受けた義仗隊、マーチングバンド部など総勢100人以上のオーストリア公演の必要経費に充てられました。

 このぬいぐるみは、学園祭当日にも登場しました(注:右手の卒業証書はありません)が、その際は「3,000元(約11,322円)ご寄付いただいたらさしあげます」ということで、手が出にくい存在になりました。

 次回へつづく


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