ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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燃料も自給自足

2015.10.24 up

インドとの国境が封鎖され、物流が滞り、生活物資や食料、燃料が品薄になって危機的状況に陥っていることをリポートしました。その後、ネパール最大のダサイン大祭の期間に入った頃から徐々にネパール南部各所にある入国ポイントの封鎖が緩和され、オイルタンカーも首都圏に入ってきました。


牛舎から原料をば。

牛舎から原料をば。

しかし極度の麻痺状況下、依然としてこの燃料不足を補うことはできず、閉店中にも拘らずガソリンスタンドには長蛇の列、ガスが尽きて調理がままならない家庭や飲食店は悲鳴を上げています。


穴の中に放り込んで。

穴の中に放り込んで。

そんな中、農村部では普段からかまどを利用した薪での調理を行っているため、首都圏ほど大きな影響はでていません。
牛や水牛の家畜を飼っている農家では、エコロジーなメタンガスプラントがあり、普段から調理と照明をこのガスで賄っています。家畜にえさを食べさせていれば自然と原料は出てきます。


回す、回す。

回す、回す。

牛舎から原料をもってプラントに投入し、レバーをクルクルとまわすだけ。あとは自然発酵し、出てきたメタンガスは配管を通じて家屋内へ届けられます。


発生したガスは貯蔵されます。

発生したガスは貯蔵されます。

農村の人たちのたくましい生き方は都会生活でなかなか真似ることはできませんが、こういう事態に生き残る知恵と術を持っておかなければと思わされています。


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