チリ

チリ:サンティアゴ

鰐部マリエ(わにべまりえ)

職業…フリーランス・フォトライター
居住都市…チリ(サンティアゴ)

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30〜40mもの高さで、ひょろりと空へそびえるアラウカリア

30〜40mもの高さで、ひょろりと空へそびえるアラウカリア

チリにはマプチェ族という原住民族が住んでいるのですが、彼らの神木でもあり、チリの国木でもある「アラウカリア」という木を皆さんはご存知ですか?どうやら杉の仲間らしく、今から2億年以上前に栄えた古代植物の生き残りとも言われている生きた化石でもあるのだそうです。


アラウカリアはチリの南部マプチェ族が暮らすチリの南部の地域で多く生息しており、だいたい30~40mくらいの大きさになるこの木は、松のようにトゲトゲした葉っぱが何層にも重なった不思議な形をした巨木です。


栄養価がとても高いアラウカリアの種は、マプチェ族にとって大切な食べ物

栄養価がとても高いアラウカリアの種は、マプチェ族にとって大切な食べ物

そしてこの木には縦5cmくらいの長細い種ができ、食べ方も色々とあるそうですが、そんな種をゆでて食べることもでき、マプチェ族の伝統料理としても食されています。私が食べたアラウカリアの種は、一度塩ゆでして炒めた後、メルケンと呼ばれる唐辛子の燻製をまぶして食べる料理方法でしたが、ホクホクしたまるで栗のような美味しい味が特徴でした。


チリ中部から特に南部にかけてアラウカリアの木は分布しています。

チリ中部から特に南部にかけてアラウカリアの木は分布しています。

そんなアラウカリアの木は、樹齢千年を超えるものあるらしく、まさにチリ南部の山々を覆う神木という存在感でもあるのです。



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