台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

前の月へ

2025.11

次の月へ
S M T W T F S
      1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30       

2年連続で高雄を訪れた山形大学

2年連続で高雄を訪れた山形大学

 昨年久しぶりに山形大学を迎え、高雄アリーナで開催された佛光盃(詳しくは下記URL参照)。今年も7月2~7日に同じ高雄アリーナで開催されましたが、主催者である高雄市側の要請で、今年は男子の試合も開催されることになりました。

http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2013101019341


 女子は、第1回大会から熱烈歓迎されている山形大学、初開催の男子は、インターカレッジの出場実績がある東北学院大学がエントリーしました。

 今回はその様子を紹介します。


準決勝の山形大学VS台北市立大學 チップオフの様子

準決勝の山形大学VS台北市立大學 チップオフの様子

 山形大学は、統率がとれ、キビキビと行動する姿、どんなときでも明るく元気よくプレーし、笑顔も絶やさない姿勢が、応援に駆けつけたファンだけでなく、地元台湾の取材者と主催者、更には対戦相手の選手たちからも愛され、応援される存在になっています。

 昨年2位と健闘しましたが、今年は故障者がいた影響もあり、ベンチ入りの選手は9人いたものの、実質試合に出ていたのは7人。私が訪問した7月6日の前日は休養日になったとはいえ、選手たちの疲労や負担は想像以上にあったようで、準決勝の台北市立大學戦では精彩を欠き、49ー77で敗れました。


奮闘しましたが……

奮闘しましたが……

 その結果、翌日の3位決定戦にまわった山形大学は、中国の北京師範大学と対戦しましたが、こちらも精彩を欠き、68ー76で敗れ、4位に終わりました。優勝は、この時山形大学が対戦した台北市立大學。主催者である佛光大學を76-71で敗り、完全アウェーの雰囲気を克服しての優勝となりました。


東北学院大学VS中国人民大学

東北学院大学VS中国人民大学

 初開催の男子は、東北学院大学がエントリーしましたが、慣れない環境の中で思うようにプレーできなかったようで、6日の予選の中国人民大学戦に97ー102で敗れ、翌日の決勝だけでなく、3位決定戦にも進めず、5位で大会を終えました。


予選の高雄師範大學VS義守大學

予選の高雄師範大學VS義守大學

 男子で主役になったのは、地元高雄の強豪2校。今年3月の大学バスケ・UBAで準優勝になった高雄師範大學と、高雄アリーナのとなりにある高雄市立三民高級家事商業職業学校(通称:三民家商)出身の選手が多くを占めている義守大學が6日に予選で対戦し、義守大學が77-68で勝利。

 翌日の決勝も同じ高雄師範大学と義守大學の対戦で行なわれ、義守大學が69ー67で再度勝ち、優勝しました。

 義守大學は、2月のUBAの試合中に相手チームのファウルをきっかけに起きた乱闘騒ぎが原因で、確実にしていた決勝トーナメント進出を断たれただけでなく、新学期からのUBAも全試合出場停止の厳しい処分を受けました。そうした厳しい状況の中でも、参加した他の5チームを圧倒し、悔しさを思いっきりぶつけた結果の優勝でした。

 女子は、主催者の佛光大學だけでなく、山形大学の存在が大会に花を添え盛り上がっていますが、男子は始まったばかり。男子は高雄の2校が中心になって盛り上がっていくのでしょうか。それとも海外の学校が主役の座を奪うのでしょうか。

 来年もその進化が楽しみな大会にになってきました。


レポーター「小川 聖市」の最近の記事

「台湾」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives