バンコクでは外出によくタクシーを利用します。とりあえず向こうからやってきたタクシーに手を挙げて止めるのですが、近くまで来て「あ、失敗したな」と思うことが良くあります。
それはタクシーの車体がとても古臭いときです。

車体が古臭い場合、十中八九車内はとても汚れています。別に散らかしているわけじゃありません。車体同様、使い古しされているのです。
シートや内装が薄汚れているのはもちろん、時には耐え難い悪臭が染み付いていることもあります。それは長きに渡って染み付いたタバコのニオイか体臭か、あるいは食べ物が交じり合ったようなニオイまで様々です。

日本では考えられないことですが、バンコクでこのように汚いタクシーは珍しいことじゃありません。「車内は清潔に」という意識は低そうですし、シートの洗浄にお金を使うなど儲けと照らし合わせて、割に合わないと言うこともあるでしょう。

先日乗ったタクシーも相当な汚さでした。シートにお尻を乗せるのをためらうほどで、ドアはガタガタと今にも外れそうな音を立てています。窓は汚い、内装もオンボロ、おまけにニオイまで…。
これで運転手さんが無愛想な人だったらたまりませんが、愛想よく鼻歌など歌っていたのが唯一の救いでした。

結局、我が家までおよそ１５分乗って、料金は６０バーツ（約２００円）ほど。安いから仕方ありません。
それにしても観光客も良く利用するタクシーですから、もう少し綺麗にして欲しいなぁ、というのが本音です。

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