オランダの建築家メンバーが、イギリスのロンドンに12メートル四方の小さな家を建て、売りに出しています。これは、現在のところ、世界で最も小さい売り家なのだとか。しかし、家の中を撮影した写真を見てみると、そんなに狭い感じがしません。

この家の建築家たちは、家族5人が住めるように設計したといいます。小さいながらも、2階建てのこの家ですが、１階には確かに5人用のベッドや寝具が置いてあります。 しかし、そのどれもが、ベッドとは思えない美しいインテリアとなって、風景に溶け込んでいるため、その場がまったく狭く見えないのだそうです。

キッチンとトイレ、シャワーは家の隅にまとめてコンパクトにし、階段の横には、”隠れカウチ”と称して、5人で座れる折りたたみ式のカウチが設置されているのも特徴です。これらによって、さらに居間兼キッチンのスペースが広くなったように見えます。

この家ですが、ロンドンのシックな一等地に建っていることもあり、世界の大富豪たちがすでに、『おもしろい！』と購入を考えているとか。近い将来、どこかの国のセレブ所有、ということになるのでしょうか。

日本の九州ほどの面積しかないオランダでは、コンパクトでも住み心地がよい家が、工夫して建てられています。小さな家を作らせたら、右に出る者はいない！といった意気込みで建築されたこの家、写真で見ても、まったく小ささを感じさせない点が、何とも不思議な気がします。

レポーター「フリードリヒス　カオル」の最近の記事

• コロナからインフレと続き、移住を考える人が静かに増えているオランダ
• オランダのアルバイト事情
• ベジタリアン用のグミ菓子はいかが？

「オランダ」の他の記事

• コロナからインフレと続き、移住を考える人が静かに増えているオランダ
• オランダのアルバイト事情
• ベジタリアン用のグミ菓子はいかが？