オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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オランダの足、と呼ばれるのは自転車で、国民1人につき2台を所有している計算になるそうですが、やはり、雨降りの日などは、自動車のほうが断然便利だし、やはり、使い勝手は自動車のほうが上!という人たちもたくさんいます。ところが最近では、この風潮に変化が起きているそうです。


家族でドライブ!も、昔の話に?

家族でドライブ!も、昔の話に?

特に、1980年代以降に生まれた人たちは、自動車には興味がまったくない人が多いのだそうです。『排気ガスは空気を汚すだけ』『保険料が高い』『駐車場がみつからない』などなど、自動車を持っていると、公害になるだけでなく、かえって出費が多くなることがその理由です。


彼らの親の時代は、自動車はステイタスでした。自動車の銘柄や製作年代で、個人個人のサラリー額が推し量れる、といわれ、人びとは競って最新の自動車を手にいれるため、仕事を頑張ったものでした。しかし、その傾向はすでに薄れています。


この渋滞が毎日・・・と考えれば、自動車は不必要かも?

この渋滞が毎日・・・と考えれば、自動車は不必要かも?

『いくら仕事を頑張っても、不況で職を失ったらそれまで』『自動車を買い、人に誇示するために無駄な出費をしたくない』などなど、このようなシビアな意見を持つ、新しい年代に生まれた人たちは、真実を熟知しているようにさえ思えます。確かに、彼らの言うことには一理あるといえそうです。


困っているのは、自動車販売会社。中古はおろか、新車であってもなかなか売れず、最新機能を満載した自動車をこぞって購入したがるのはシルバー世代ばかりで、こういった人たちは最新機能を上手く使いこなせないことから、最終的には自動車を手放すという、以前では考えられないような問題も起きています。自動車離れは、どこまで続くのでしょうか。確かに環境にとっては、良いとはいえそうですが・・・。


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