台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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ステージに集まる3年生の担任の先生たち

ステージに集まる3年生の担任の先生たち

 表彰式が終わり、場内が暗転し、3年生の担任の先生たちが作成したVTRのコーナーに入っていきました。

 そのVTRは、下記URLをご参照ください。
http://www.youtube.com/watch?v=P6M9UUMdT-c

 先生たちが歌っているのは3曲で、いずれも替え歌です。以下、順番に挙げます。

1 卒業生・五月天(メイデイ)の「起來(読み方はチーライ、『get up』の意味)」、
 http://www.youtube.com/watch?v=5degHDHG8XI

2 昨年台湾で大ヒットした謝金燕(シェ・ジンイェン、ジェニファー・シェ)の「姐姐(ジェジェ、『お姉さん』の意味)」、
http://www.youtube.com/watch?v=mTSuiGubCHE

3 五月天の「歩歩(ブーブー、『Step by Step』の意味)」の3曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=-puMCb0MjtY

 先生のVTRで、前半、制服を着た先生が高校時代を思い出しながら不真面目な生徒を演じていますが、全然板についていないのが笑いどころでしょう。その前半でも、特におもしろいのは、46秒~1分6秒の男女の先生のやり取り。
 男性の先生が女性の先生に自分のクラスと名前を名乗った後、「射手座でAB型、水泳部にギター部、オレ悪くないじゃん、何でオレのこと嫌いなんだよ!」と突っかかっていきますが、女性の先生もすかさず「アンタさ~、アタイ、面倒なのよ~~! 子ども4人いるんだからね!」と凄みを見せてのやり取りに、お尻を何発かしばかれそうになるくらい笑いが止まりませんでした。
 *以上、台詞は筆者訳

 そして、VTRが流れる中、上の写真のように3年生の担任の先生がステージに集まりました。


クラスの代表が先生に花を渡します

クラスの代表が先生に花を渡します

 VTRが終わり、今度は各クラスの代表が花を渡し、感謝の言葉を告げましたが、ここでは抱擁を交わしながらお互いに涙を流す光景も見られ、もらい泣きしそうになりました。

 


寸劇で3年間の高校生活を振り返ります

寸劇で3年間の高校生活を振り返ります

 先生が卒業生の代表と共にステージを下りた後は、実行委員会のメンバーによる寸劇で3年間の高校生活を振り返ります。
 
 *参考 寸劇に入る前に流れたVTR
 http://www.youtube.com/watch?v=6rNf8skOrPc

 学園祭、修学旅行、甘酸っぱい恋愛の思い出などなど、ありのまま振り返りました。

 


紙飛行機に様々な気持ちを乗せます

紙飛行機に様々な気持ちを乗せます

 寸劇に参加していた卒業生の一部が紙飛行機を手に取り、卒業する寂しさを語り、紙飛行機を飛ばしていきました。この時、一部の卒業生の目には涙が光り、それをぬぐう姿も見られました。


最後は、卒業生全員で紙飛行機を飛ばしました

最後は、卒業生全員で紙飛行機を飛ばしました

 ステージの卒業生が全員紙飛行機を飛ばした後は、「卒業したくない!」のかけ声と共に、会場にいる卒業生全員で持っていた紙飛行機を飛ばしました。

 その光景は「壮観」の一語に尽き、前半の笑ってはいけないVTRや仕掛けの数々以上に魅力的に映りました。卒業する寂しさ、濃密な3年間を共に過ごした仲間や先生たちと別れる悲しさ、一歩校門から出たら「卒業生」という身分に変わってしまう複雑な心境が素直に出ていて、またもらい泣きしそうになりました。

 この後、卒業式は終盤を迎えますが、その様子は次回にて

 つづく


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