オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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こちら時間で6月29日に、オランダとメキシコの対戦がありました。日曜日ということもあり、国民の80%がテレビの前で試合を観戦したと報道されましたが、ほとんどの国民は手に汗握る、というよりも、少々、クールに構えていたようです。つまり、『今度は残念だけれど、負けるだろう』と思っていた人も多かったのです。


近所の居酒屋も、オレンジ一色で応援。

近所の居酒屋も、オレンジ一色で応援。

スポーツ番組の解説者も同様でした。絶対に、メキシコには勝てない!と断言した、元選手の解説者もいたほどです。その上、球技場の暑さは40度。暑さと湿気に弱いオランダ勢には、とても分が悪いと予測されていました。逆にメキシコ勢は、選手全員の動きも早く、すばらしいゴール・キーパーを擁しているチーム。オランダはこの日を最後に帰国するだろうと思われていたのです。


国民の予想はほぼ的中しました。オランダ勢の動きは悪く、メキシコが先制点をあげました。また、試合中に2回、水分補給のためのブレイクが入るなど、オランダ勢にとっては不利な状況が続きました。


応援した甲斐がありました?!

応援した甲斐がありました?!

しかし、後半にスナイダー選手が得点してから、他の選手の動きもがらりと変わります。メキシコをあれよという間に負かしてしまい、試合としての出来はあまり良くなかったにもかかわらず、得点の上では勝利を収めました。これには、監督のファン・ハール氏もびっくりしたようで、インタビューでは、手放しに選手全員を褒め称えていました。


勝利を知った国民たちは、ここぞとばかりに大騒ぎを繰り返しています。街中で踊ったり歌ったり、禁止されている花火を打ち上げたり、と、その興奮ぶりは尋常ではありません。真のサッカーファンからすれば、『サッカーを口実に、騒いでいるだけ。ルールなんて知らない人ばっかり!』のようですが、大の大人が大騒ぎをしているのは、滑稽で見ているほうはとても楽しいです。


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