日中はイスラム教徒に配慮して、ブラインドで中が見えないようにしているマクドナルド。中は意外に、普段以上ににぎわっていることも・・・
イスラム教徒が大多数のインドネシア。6月29日(宗派によっては28日)から、断食月(ラマダン)に入りました。今回は断食について簡単にご紹介します。
とある地方のケンタッキーフライドチキンの店内。こちらは夕方まではテークアウトのみです
1年に一度、断食月がやってきますが、イスラム暦(1年=354日)に従いますので、約11日ずつ前倒しで断食月になります。これにより、日本のように四季のある国でも、一生のうちに夏の断食、冬の断食を経験することになります。
「断食」と言っても24時間、絶食するわけではなく、断食をするのは日が出ている間のみ。日の出前に食事をし、日の入り後にまた食事をします。中東などでは日中、つばも飲み込まずに吐き出す人もいるそうですが、インドネシアでは、そこまでする人はめったにいません。
インドネシアでは断食をテーマにしたLINEのスタンプも。おなかがすいてつらそうな様子や、朝寝坊して食事しそこねた様子などがかわいく描かれています
日の出、日の入りに合わせて断食時間が決まるので、世界中で時間が違います。インドネシアでは、だいたい朝4時から夕方6時ぐらい。北海道なら、朝4時~夜7時ぐらいでしょうか。昨年、北欧に住んでいた友人は「18時間以上の断食」と、なかなかつらそうでした。
断食は、子ども・老人・妊婦・病人は任意です。また、女性が生理中の時は断食してはいけません(お祈りもしてはいけません)。
非イスラム教徒はもちろん、飲食自由ですが、少し肩身の狭い思いをしながらとなります。これを機に、私も間食を減らしてダイエット!と、たくらんでいます(笑)
断食月前や断食月明けは、親しい人に「今までもし私が間違ったことをしていたらごめんなさい」と挨拶します。職場でもいたるところでこんな光景が
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