優勝候補と言われていたサッカー大国・ポルトガルが、なんと初戦の対ドイツ戦で、４対０で大敗してしまいました。これは、まったくの予想外。ポルトガル人サポーターたちはもちろん、ドイツや、オランダのサポーターたちも驚きを隠すことができません。

『ドイツが強かったのか？』それとも、『ポルトガルが弱すぎたのか？』・・・。オランダのサッカー・ファンによれば、後者という意見が多いようです。ドイツは、いつものようにチームワーク良く、ベストを出して対戦していましたが、ポルトガルは魔法がかかったようにまごついていて、結局はあの結果となってしまいました。

クリスチアーノ・ロナウドという指令塔を擁しながらも、まったくといっていいほど、実力が出せなかったポルトガル。それでは、現地の人たちは、どう思っていたでしょうか。サッカー・ファンばかりではなく、一般人も目頭を押さえて悲しがる人たちが多く、それだけ、祖国の勝利に期待していたのだな、ということがありありと分かります。ポルトガル人たちは、サッカーを理由にして（？）大騒ぎを繰り広げることはあまりありません。しかし、彼らのサッカー好きは相当なもの。誰もが、W杯ともなるとサッカーについて熱く語り、カフェやパブでは巨大スクリーンに映し出される試合に熱中しながら、国中がサッカー一色になります。

さて、６月２２日の対アメリカ戦。今回の試合では、機敏な動きを見せ、２得点を挙げ、引き分けとなりました。しかし、本領発揮とは、とても言えない・・・と肩を落とすポルトガル人サポーターたち。

次回に期待を！　と惜しみない応援を送る祖国のサポーターたちの声に応えるためにも、次の試合こそ、いつもの本領を発揮してほしいものです。しかし、スペインといい、ポルトガルといい、どういうわけか、大波乱の幕開けとなった今回のW杯。今後は、どんなふうになって行くのか、ますます目が離せないようです。

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