先週、第１戦となる対スペイン戦で、予想外？の５対１で大勝を収めたオランダ。今週の１８日（水曜日）は、その第２戦としてオーストラリアと対戦します。スペインに、あれだけの差をつけて勝利できたのだから、他の国には絶対に勝てる！　と予想する人たちが大半を占めています。

これは、今回のW杯ブラジル大会のみならず、オランダの『習慣』とも呼べる現象なのですが、自国の試合がある日は、学業も仕事もストップさせ、観戦するために何を行っても自由でOKという暗黙の了解があるのです。

例えば、水曜日は１８時から試合が始まりますが、何と、会社によっては半ドンのところもあるとか。つまり、試合を観戦するために、午後は仕事を切り上げて帰宅してもOKということなのです。

これは、学校でも同様です。例えば、午後１時に試合が始まるというときは、校内の講堂などに教師陣が大型テレビを引っ張り出してきて、全生徒らが観戦するといった具合です。サッカーのルールなど、まるで知らない子どもたちや、興味すらない人たちも、この時ばかりは一緒になってテレビに釘付けになりながら、応援に集中します。

１８日の午後は、高速道路や一般道もかなりの混雑が予想されているそうです。というのも、正午くらいに仕事や学校を終え、帰宅する人がほとんど、とみられているからです。普段は愛国心を、あまり意識しないオランダ人ですが、サッカーともなると別です。国民の応援に応えるように、オランダ勢も勝利に向かって邁進するに違いありません。

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