ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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4月18日早朝、エベレスト登山ルート上で、大規模な雪崩が発生し、各国の登山隊をサポートするネパール人シェルパ16人(うち3人は行方不明のまま)が犠牲になりました。

結局、2014年春のエベレスト登山は全面中止となり、深い悲しみの中、「黒いエベレスト年」となりました。


カトマンドゥダルバール広場にて

カトマンドゥダルバール広場にて

政府は今回の犠牲者遺族に対し、4万ルピー(約4万円)の弔慰金を決定しましたが、その額のあまりもの少なさに、いつの時代の話かと耳を疑いました。政府は登山者から高い入山料を徴収しているにもかかわらず、この決定は、遺族でなくとも到底、納得がいくものではありません。


キャンドルに火を灯し、黙とうを捧げました

キャンドルに火を灯し、黙とうを捧げました

その後、ネパール登山協会とシェルパが労災補償に関するいくつかの条件を求める要望書を政府に提出しましたが、合意に至るかは分かりません。

事故から13日目(法要をする日)となる4月30日には、女性登山家のススミタ・マスケイさんを中心とした呼び掛けで、犠牲者の慰霊と山の安全対策を求めるキャンドルナイトに大勢の市民が集まりました。



中央マイクを握った方が主催リーダーのススミタさん

中央マイクを握った方が主催リーダーのススミタさん

さまざまな団体が遺族を支援するため、寄付の呼び掛けや基金を設立しています。遺族には若い奥さんや赤ちゃん、学齢期の子どもがいます。災害遺児に対する十分な補償が望まれます。



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