メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 日本では、デパートや路面店などの「衣料品店」「服飾雑貨」のお店では、店頭に「飲食物持ち込みご遠慮願います」などと注意書きがされていますよね。そりゃそうです、こぼされたりチョコレートをくっつけられたりしたら、売り物になりませんから。自衛策とでもいうのでしょうか。

 ここはメキシコ。
 「全然気にしない」国。
 CMのつなぎも、車の整備状態も、売り物のドーナツに群がるミツバチなんかも、「全然気にしない」国、メキシコなんです。

 なので、飲食物だって持ったまんま、食べながら、衣料品のお店に入って見るのが普通。誰もとがめませんし、とがめる理由が分からないようで。


アイスを食べている途中ですが、洋服屋さんに入ります

アイスを食べている途中ですが、洋服屋さんに入ります

 日本人の私は、日本での「常識」があるので、今までは「食べ終わってからお店に」だったのですが、滞在も6年目になると、どうもメキシコ人の常識に近づきつつあるようです。
 この日はカップに入れてもらったアイスも半分ほど食べて、トロトロに溶け始めたところで洋服屋さんに入りました。
 2~3歩入ったところで、自分がアイスクリームを持っていることに気付き、店員さんにとがめられるかな? と思ったのですが、目が合った店員さんはにっこりと「こんにちは~」。完全にスルーされました。
 様子を伺いつつ、果たして「お客様、失礼ですが。。。。」と言いにくるかな? と観察しつつ、店内をうろついていましたが、結局、誰にも何も言われませんでした。

 あろうことか、他のお店でもそれは同じで、しかもお買い物した際に空になったカップを、店員さんが「捨てましょうね」と声を掛けてくださって。

 そうですか、メキシコ。
 衣料品店への飲食物の持ち込み、全然気にしない、なのです。





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  • 2 コメント

2 - Comments

かなやより:

2014 年 06 月 02 日 17:47:27

おおらかなお国柄。メキシコのイメージそのままです。

Setsuより:

2014 年 06 月 05 日 11:59:08

かなや様

コメントありがとうございます。
はい。どこまでもおおらかです。気にしないんですね。
いろんな意味で、日本と逆です。

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