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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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実行委員会各部門のリーダー会議

実行委員会各部門のリーダー会議

 過去2年、紹介してきた「巣立つ前の大仕事」シリーズですが、昨年の國立台湾師範大學附属高級中學(略称は師大附中)に続き、今年は新たに台北市立建國高級中學(以下、略称の建國中學)の卒業式の様子を紹介します。
 
 学校の詳細は下記URLをご参照ください。
 これまで紹介してきた台北市立第一女子高級中學(以下、北一女)と並ぶ台湾を代表する高校で、進学も台湾で一番難しいと言われる男子校です。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201417124613

 学校と卒業式実行委員会の許可をいただき、5月7日に行われた会議の様子を見せていただきました。今回はその様子を紹介します。


今度は実行委員会の幹部会議

今度は実行委員会の幹部会議

 建國中學の卒業式実行委員会は、4月25日に結成式、30日に全体会議を行い、本格始動しました。

 5月7日は8:30から、昨年実行委員会のメンバーだったOBの方2名を迎え、準備会議が行われました。
 会議の内容は、準備に向けて必要なことのレクチャー。OBの方が自身の経験を踏まえ、そのコツを語り継いでいく作業でした。

 具体的には、集まった経費の使用法や管理方法、学校・父兄・当日集結するマスコミ対応等々。特にマスコミ対応については、大学1年生でありながら、その傾向や特性を的確に言い表しているだけでなく、実行委員会の担当の生徒たちも同様の視点で見ていることが分かり、思わず感心してしまいました。

 一通りOBの方が話してからは、質疑応答となりましたが、以前紹介した北一女の先生たちの会議同様、積極的に手を挙げ、疑問をぶつけていきました。


 10:20からは実行委員会の幹部会議が行われ、卒業生から募集したメインテーマなどをじっくり話し合いました。

 2つの会議に共通するのは、担当の先生が全く介入することなく、生徒が自力で会議を進めていることです。特に幹部会議では、実行委員会の委員長と副委員長がしっかりリーダーシップを発揮し、会議を進行していきました。
 こういうケースでは、私は「先生、(様子を)見に行かなくて大丈夫ですか?」と聞きたくなるのですが、見ていると荒れている様子は全くなく、きちんと進行しているので、安心して見ていられました。

 生徒たちの高い自治能力が、卒業式の原動力になっているだけでなく、卒業後に生かされるのかな……と思い、2つの会議を眺めていました。


 建國中學の卒業式は、66回目ということで6月6日。開始時間は未定ですが、これまでの状況から18:00(現地時間です)になると見られます。

 こちらもどんな卒業式を迎えるでしょうか。
 今から楽しみです。

*建國中學の卒業式実行委員会のfacebook
https://www.facebook.com/ckgc66?fref=ts

*同HP
http://www.ck.tp.edu.tw/~gra2014/




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