ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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昨年からカトマンズの公共乗合バスがリバイバルし、市民に好評を得ています。一度経営破綻し、長年廃止されていましたが、現在市内に2路線を走らせており、経営も順調。さらに路線を増やし、車内に無料WiFiサービスも導入予定ということで話題になっています。

55席ある大型バスは、運転手と車掌の2名体制で運行しています。研修を終えた女性ドライバーがデビューしたことも、大きなニュースになっていました。


快く撮影に応じてくれたタパさんですが、顔、わかりませんね;

快く撮影に応じてくれたタパさんですが、顔、わかりませんね;

先日乗車すると、まさにその話題のタパさんが運転していました。
公共バスとしては初の女性運転手。1児の母で、失業中の夫に代わって家計を支えています。驚くことに、運転は友達に教えてもらっただけで、自動車教習所に通ったことはないそうです。

「どんな車であれ、安全第一。常に注意し、責任感を持ってハンドルを握っています」と語るタパさん。当たり前のことですが、ドライブマナーを守らない全ドライバーに聞かせてあげたい言葉です。
「私が運転しているのを見ると乗客はビックリしますけど、励ましてくれますよ」


公共コミュニティーバスは緑の車体

公共コミュニティーバスは緑の車体

バス会社のイメージアップ、話題性という意味でも、女性運転手の採用は大成功でしょう。女性が車を運転するのは、珍しいことではなくなっていますが、職業としては、オート三輪車テンプー運転手以外にまだあまりありません。後に続く人たちに、道をつくることにもなりましたね。

ちなみに、ネパールの国内線では女性のパイロットも活躍しています。




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  • 1 コメント

1 - Comments

かなやより:

2014 年 04 月 26 日 14:30:51

地方の路線バスの苦戦が続く中、ここ十勝では「十勝バス」という会社がさまざまな経営努力で苦境をはねのけ、全国的にも話題になっています。「利用者目線」の大切さを感じます。

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