スマトラ島リアウの空。赤道に近いためか空がキレイ!
上と同じ場所。現地に住む友人が撮影
上の写真、加工は一切していません。
撮影場所は、スマトラ島中部、リアウ州都のプカンバル。2014年2月初旬から煙の匂いが漂い始めました。約1カ月たっても収束の兆しすら見えず、リアウ州に非常事態宣言が発令。その後間もなく、大気汚染指数が最悪レベルの「危険」を示すまでになりました。まるでセピア色に加工したかのような写真は、その頃に撮影したものです。
この煙害は、主にアブラヤシ農園用の土地を開墾する際の、違法な野焼きが原因だとされています。今に始まった問題ではなく、特に2000年以降、繰り返し起きている問題だそうです。今年は異常気象で降水量が少なく、被害が拡大。視界不良でプカンバル発着の航空便が全便キャンセルになった日もありました。
プカンバルの空港。この日だけでなく、長期間キャンセルや遅延が相次いでいます
3月中旬にようやくまとまった雨が降り、事態は収束に向かいつつあるようです。恵みの雨ではあるのですが、「煙害が起こっても雨が降って何とかなる」という安易な考えではなく、根本的な解決への第一歩につながる雨になることを祈るばかりです。
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