スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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私達が小学生の頃は、予防接種というと、学校で受けることが一般的でした。
皆さまも「痛い?」「オレなんか全然平気!」「男のくせに、女の子みたいに怖がってやんの!」「痛そう…」などと友達と話したりなど、学校の注射に関してはいろいろな思い出があるのではないでしょうか。

しかし、個人の体調の良いときに受けられる、問診や事前説明をしっかり行えるということで、現在は病院での個別接種に変わっていると聞いております。

スウェーデンの予防接種は、定期接種に関しては学校の保健室で、学校専属の看護師により行われます。


事前に保護者に案内が配られ、簡単な調査票が切り取り線の下についています。接種を認めるか認めないかに丸をつけ、学校に提出します

事前に保護者に案内が配られ、簡単な調査票が切り取り線の下についています。接種を認めるか認めないかに丸をつけ、学校に提出します

息子が先日学校で予防接種(はしか、おたふくかぜ、風疹混合ワクチン)を受けて参りましたが、日本のひと昔前の予防接種風景のように「一列に並んで」ではなく、「1人ずつ順に保健室に向かって」行うそうです。その際に、希望により親が付き添うことも認められています。

就学前の定期健康診断も常に個別でしたが、そのあたりは、プライバシー配慮がなされているスウェーデンだからと言えるでしょう。

そのため、日本のかつての学校の注射風景とは違い、他の子が注射している光景を見ることはないのですが、「全然、平気だったよ」と強がる子、「すごーい、痛いよ!」とわざと他の子を脅かす子など、いろいろいるのは、スウェーデンでもやはり同じようです。

インフルエンザなどの任意接種は、希望する場合は個人的に国民保健センターに行き、受けることになりますが、ほぼ皆が受ける推奨接種については、学校で行った方が接種のし忘れを防げるメリットはあるのかもしれません。
しかし、直前に体温を測るわけでもなく、事前の調査票にもアレルギーなどについての簡単な確認欄のみ。その点は、各自の責任で、といったところなのでしょうか。





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