新年おめでとうございます。
年末年始は、夏真っ盛りのヨハネスブルグで過ごしました。

南アのお正月休みは、早い人では12月中旬から始まります。南アでは12月16日が祝日で、多くの工場では16日以降は生産ラインを止め、約3週間の休みに入ります。たいていの企業では12月に1年に1回のボーナス（1か月分）を支給します。出稼ぎで都市へ働きに出てきている黒人の労働者たちは、この期間に大荷物を抱えて家族の待つ故郷の村へ帰省します。

お金のある人（特に白人）は、海沿いのリゾート地やキャンプ地などの自然の中でゆったりと過ごします。特にケープタウンは南ア人にとっても憧れの観光・保養地です。

12月から3月いっぱいまでは、南アは夏でどこへ行っても天気が良く、観光のピークシーズンであるので、ホテルやロッジ、航空券など旅行に掛かる諸費用は閑散期の倍にもなります。年末年始の旅行にお金を散財し、休み明けから1月の給料日まで生活が苦しくなる人がとても多いため、休み前の新聞等では毎年、“計画的なお金の利用方法”を大真面目に記事にして警鐘を鳴らしていますが、多くの人は使い込んでしまうようです。銀行でのお金の引き出し額やクレジットカードの使用率は、12月が1年で最も高くなるとのことです。

上記のように、年末年始は多くの人がヨハネスブルグを離れるため、ヨハネスブルグ市内はゴーストタウン化し、日頃の交通渋滞が嘘のようにスカスカになります。ショッピングモールに行っても閑散としているので、買い物がしやすいです。

南アでは、お正月（元旦）よりもクリスマスの方を盛大に祝います。元旦は通常の祝日と同じような感覚で過ごします。クリスマス以降は、ショッピングセンターではセールが始まり、半額やそれ以上の特別価格で在庫商品が売り出されるため、この時期はセール品の買い物が楽しみです。

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