クリスマス（冬至）から４０日後が、２月２日のシャンドルール(Chadeleur)の日。クレープの日として親しまれています。この日は、宗教的な意味を持ち、起源は聖母のお清めをする日とされています。そのため、現在でも教会ではロウソクを持って行列を行います。同時に日本の節分と同じで、春の訪れを祝う日ともされています。この日にクレープを食べて、１年の豊作や繁栄を願います。
さて、この時期、スーパーでもちょっとした変化が見られます。クレープ粉やトッピング類に加え、”クレープ専用フライパン”もたくさん販売されるんです。日本の出し巻き卵専用フライパンを思い出します。（笑）

そして、お待ちかね”クレープ占い”！
これは、フライパンでクレープを高く放り上げて、うまくひっくり返せれば、この１年、幸運が訪れる！　またはお金持ちになれるというもの。現在では、左手にコインを一枚握り、右手でフライパンを持ち、クレープをひっくり返すというアドバンスなものも人気です。子供も大人も楽しめるこの習慣、春の訪れを、笑いと甘いクレープの幸福感とともに迎えるすてきな１日です。

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