昨年11月、我が家の寝室に「コソ泥」が侵入して以来、窓に防犯用フェンスを付けてもらっています。
といっても、1月中旬現在、出来上がったのは6つの窓のうち２つだけ。すべて手作業とはいえ、あまりにもスローペースです。
作業の遅れの大きな原因は、作業員がある日、突然消えてしまったことにあります。

「お正月明けに戻ります」と、カンボジア人作業員3人が立ち去ったのは年の瀬のこと。それっきり、待てど暮らせど戻ってきませんでした。
彼らの雇い主であるこの家の家主に連絡すると「消えちゃったんだよね、3人とも。連絡もつかない」とのこと。
一体、なにがあったのでしょう？

その後、別の作業員を手配し、作業は無事再開されました。
そして行方不明だった3人とも、やっと連絡が取れたそうです。
彼らが消えた理由は、今、バンコク市内で勃発しているデモのせいでした。「低所得者層を優遇するな」という内容のため、自分たちが巻き添えを食うことを恐れ、カンボジアに帰ってしまったというのです。
ちょっと大げさな気もしますが…。

ところが、その後、彼らは不法労働者だったのでは？という話まで聞こえてきました。真偽は不明ですが、「行方不明」だの「不法労働」だの、新年早々、嫌な出来事となりました。

新たな作業員は寡黙なタイ人夫婦。毎日、こつこつと作業しています。
でも、彼らもまた「超」がつくほどのスローペース。
一体、我が家の安心はいつ手に入るのでしょう。この国でイライラしても仕方ないのは、わかってますが…。

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