ボルドーの映画館ユートピアでは、１２月末から２月２５日まで福山雅治主演の「そして父になる」が上映されています（フランス語「TEL PERE,TEL FILS」）。この映画は、２０１３年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したこともあり、フランスの多くの映画館で上映されているんです。福山雅治主演のこの映画、日本では去年の９月公開されているので、ご存知の方も多いのではと思います。

この映画館は、海外のアート映画を中心に上映することで名の知れた映画館。特に頻繁に黒澤明監督の映画を上映しています。音声はすべて日本語のままで、字幕がフランス語です。観光客や地元の人たちに人気の映画館ですが、日本の映画になると、どうしても日本人かフランス人がメインの観客になってしまいます。それにもかかわらず、先日、この映画を見に行ったときも多くの人が見に来ており、大盛況です。

上映後に、何人かのフランス人に日本映画について聞いてみました。「日本映画は感情描写が素晴らしくて大好き」「日本の風景も一緒に楽しめるし、文化の違いもわかって楽しいわ」「芸術的な映画が多くて、日本映画が上映されると毎回来るの」など、多くの人から愛されている日本映画。今後も新旧にかかわらず、多くの日本映画が上映されることを皆、願っています。

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