台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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会場前に設けられた広告

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 過去、東京と大阪で開催され、約80万人が来場したという(公式facebookより)ONE PIECE展。その海外発の展覧会が台北市の華山1914分創園區東二四連棟で7月1日~9月22日に行なわれました。

 展覧会は、台湾でのONE PIECE人気の高さと、小・中・高校の夏休み期間(7月1日~8月31日)が含まれることもあり、来場者は多かったようです。しかし、開催当初は展示物の内容よりも違う方面で話題になり、少し寂しい展覧会になったような気がします。


撮影禁止を呼びかける看板

撮影禁止を呼びかける看板

 その話題の一つが、厳格な場内撮影禁止。
 週刊少年ジャンプに掲載された当時の原稿、原画が展示されているため、著作権の問題が発生するので、仕方がないといえば仕方がないのですが、そうした事情を全く考えない地元の人たちは戸惑い、TVカメラの前で不満を漏らす方がいました。

 


会場の華山1914文創園區東二四連棟

会場の華山1914文創園區東二四連棟

 もう一つはチケットの価格。
 大人の通常の価格が320元(約1,152円)でしたが、昨年同じ時期に開催されたNARUTOの展覧会が260元(約936円)で、比べると少し割高。加えて、入場後、3D映像などによる展示は繰り返し見ることができず、流れ作業的に前に進むよう促され、せっかく日本から運んだ貴重な原画もじっくり眺める時間があまりなく、割高感を感じずにいられませんでした。

 


記念撮影できるボード

記念撮影できるボード

 また、再入場もできないことから、「あそこ、もう1回見たかったな……」と思っても戻ることができないので、正味1時間の鑑賞時間で終わり、この意味でも割高感を感じずにいられませんでした。

 その2点を除いたら、ONE PIECEの人気、底力をひしひしと感じることができた海外初の展覧会でした。


*展覧会の公式HP
http://onepiece-exhibit.tw/

*同facebook
https://www.facebook.com/onepiece.exhibit.tw?fref=ts


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