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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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現行のMRT路線図

現行のMRT路線図

 1年前、大安森林公園、台北101方面へ移動できる信義線が開通し、今では多くの観光客が利用する姿を見かけるようになりました。今年も、新しい路線が開通し、更に便利になりそうです。

 


MRTの新路線は緑の線で西門ー松山の区間  *台北MRTのHPより

MRTの新路線は緑の線で西門ー松山の区間  *台北MRTのHPより

 新しい路線は「松山線」といい、西門ー松山を大体15分くらいで移動します。

 10月5日に台北市の審査を受け、早ければ11月下旬をメドに開通する予定だとこちらで報じられました。
 それに伴い、路線の変更などがあり、発表されましたので、以下、紹介していきます。最初の写真と照らし合わせながらご参照ください。


淡水から象山へ行く赤の新路線  *台北MRTの公式HPより

淡水から象山へ行く赤の新路線  *台北MRTの公式HPより

 まず、淡水から新店へ運行していた現行路線は、淡水から昨年開通した信義線に抜け、終点が象山になります。また、名称も「淡水信義線(Tamsui-Xinyi Line)」と変わり、新しく設けられる外国人観光客向けの路線番号「2(レッド)」となります。

 


新店からの線(緑)は、新しく開通する松山線とつながる  *台北MRTの公式HPより

新店からの線(緑)は、新しく開通する松山線とつながる  *台北MRTの公式HPより

 淡水線が信義線とつながると、「じゃ、新店線は?」となりますが、こちらは中正紀念堂駅から小南門ー西門と抜け、終点の松山へ向かう松山線とつながります。最初の写真の路線図と下の路線図の写真を見ると分かりますが、昨年の信義線開通に合わせ、当初小南門ー西門だった路線が台電大樓駅まで延長運行されました。どうやら、これは新路線の運行を見据えた変更だったようです。
 名称は「松山新店線(Songshan-Xindian Line)」と変わり、前出の路線番号「3(グリーン)」となります。

 参考までに、外国人向けの略称は、文湖線(Wenhu Line)は路線番号「1(ブラウン)」、中和新蘆線(Zhonghe-Xinlu Line)は路線番号「4(オレンジ、新莊線は4A、蘆洲線は4B)」、板南線(Bannan Line)は路線番号「5(ブルー)」となっています。

*以上、下記URLを参照しました
 http://www.trtc.com.tw/ct.asp?xItem=87182558&ctNode=70050&mp=122035


こちらは昨年8月に撮影した路線図

こちらは昨年8月に撮影した路線図

 この変更を受け、新店地区の方が台北車站へ行くときは、古亭駅か中正紀念堂駅での乗り換えを余儀なくされますが、それに関しては地元の人たちからは不満の声が上がっています。ただ、それは中和新蘆線の南勢角へ抜けていた路線が蘆洲線の開通に合わせて変更になった際にも同様の声が上がっていたので、時間の経過と共になくなると思います。

 今回の新路線の開通によって、当初の計画通りの路線になったと言えるので、それを分かっている人たちにとっては「ようやく」、「悲願の」という感じのものではないかと思います。


 他にも変更はありますが、そちらは次回にて

*台北MRT公式HP
http://www.trtc.com.tw/


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