9月25日から10月10日まで開催されているバンクーバー国際映画祭で、29日、日本映画、「バンクーバーの朝日」のワールドプレミアが行われました。当日は石井裕也監督に加えて、妻夫木聡や、ＫＡＴーＴＵＮの亀梨和也が挨拶すると、日系社会で話題になっていて、チケットを確保するのも大変。販売して2時間後には売り切れたと聞きました。

「バンクーバーの朝日」はタイトルどおり、バンクーバーにあった野球チーム朝日軍に関する映画で、戦前あった日系カナダ移民のチームがカナダ人チームを相手に奮闘する姿を描いたものです。人種差別にあいながら活躍して、人気チームだったものの、太平洋戦争が勃発したため、日系人が収容所に送られることになり、消滅します。

2003年にカナダの野球の殿堂入りこともあり、今、バンクーバーにいる日本人の間でも話題になり、私も本を読みました。収容所でも野球を続けるメンバーもいましたが、チームメンバーはさまざまな収容所に送られたので、みんなで一緒にプレイすることはなかったそうです。

映画祭では、負け続きだったチームが、バントをうまく使って、得点する場面では観客も大拍手。一緒に応援して見ることができて楽しかったです。

チームでまだ存命のケイ上西さんが挨拶したのにも、少し胸が熱くなりました。92歳！脚は弱ってそうでしたが、しっかりしていらっしゃいました。

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