オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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公園は、みんなのもの(公共物)という考え方が、まるで存在しないに等しい?とさえ思えるのがオランダです。もちろん、公園は市民のものであることは、誰もが知っている事実。しかし、そのウラには・・・「税金を払っているのだから、公園をどのように使うかは、自分で決めるんだ!」という、乱暴な考え方が存在するのです。


公園でバーベキューをする人びと。

公園でバーベキューをする人びと。

60年代以前のオランダは、美しい公園を誇る国でもあったといわれます。しかし、70年代以降、ヒッピー・ブームによって、何でも自由に、という気風が民間に広まることに。それ以来、公園は、みんなのものなのだから、自由に誰でも勝手に利用してもいい、という考えに変貌してしまったのです。つまり、「公共のものなのだから、他の人のために、きれいに使おう・保っておこう」ではなく、「公共のものなのだから、誰がどう使っても構わない」という考えに変わってしまったというわけです。


80年代に入り、公園のあまりの汚さに政府が策を講じ、ゴミを散らかした者は罰金を支払うことを義務付けました。ところが、監視員がいるわけでもなく、効果はさっぱり現れずじまい。その上、愛犬家たちが公園を犬の散歩の場として利用することもあり、犬の糞害も目に余る状況となってしまいました。


日光浴もいいですが、ゴミを散らかさないで!

日光浴もいいですが、ゴミを散らかさないで!

現在は、後片付けをきちんとする人が増えてきていることもありますが、公園でピクニックをしたり、バーベキューをしたりすることはもちろん、禁止ではありません。今は、ゴミの処理よりも、犬の糞害のほうがずっと深刻な問題になっています。愛犬家に、処理の袋を無料で配り、きちんと始末するように呼びかけていますが、効果はあまりあがっていないそうです。


しかし、「税金を払っているのだから、何をやってもOK」という考え方が多くの人の中に存在する限り、ゴミの処理も、犬の糞問題も、速攻に解決されるは思えません。残念ながら、オランダの公園は、外見は美しいようであっても、非常に清潔、とは言い難いようです。


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