春を迎えネパール北西部ドルパで「冬虫夏草」が芽を出すシーズンになりました。
抗がん作用、免疫力アップ、精力増強の効果がある漢方薬として有名ですね。
当地では「ヤルサグンバ」と呼ばれ、別名は「ヒマラヤンヴァイアグラ」。この名称だと癌や他の病の治癒目的に求める人にとってハードルが上がるといいますか、何だか嫌ですね。
物産フェアの出店にて。単品販売は小さなサイズで1本300ルピーより。現地価格と同じ。
高地の山岳部でしか採取できないということで、このエリアの人たちちだけでなく、収穫期には遠方からはるばるやって来るとのこと。採取出来る地域へは入山料金(地元民500ルピー、その他のエリアのネパール人1200ルピー)が課されています。
ドキュメンタリー映画で観ましたが、クォリティーや大きさで異なるものの冬虫夏草一本、300ルピーから500ルピーで現地の仲買人が買い上げるそうなので、入山料はすぐにペイできる計算です。
しかし、そうそう容易く大儲けできるわけではありません。高山病や凍傷、滑落事故で命を落とすことも。あまりにも過酷な作業。取り返しのつかない代償を払うことにもなるのです。村人同士での喧嘩や盗難事件も起こるようです。それを承知の上で山に向わざるを得ない。この地で現金収入を得る手立てが他にないからです。
アンチエイジングのクリームも。効き目は如何に?
簡易なテントと鍋釜の荷支度をし、薄いビニールでレインコート様の蓑を被り、幼子を背負って行く村人。山の斜面にへばりつく様に冬虫夏草を探し求める女性、そして学校を休んでまで季節労働者となる子ども達、大勢います。当然学校は休校に。子どもの手でもワンシーズンに10万ルピーも収穫があるとのことで、子どもは学校へと親に指導しても、子どもを同伴していくのだそうです。しかしこうなってくると、今後は乱獲で収穫が減ってくるのではと懸念されています。
そんな冬虫夏草は厳重な警備の下、カトマンドゥに輸送されほとんどが輸出されて行きますが、一部は国内で加工され、製品となっています。
ディペンドラ・バンダリ監督 Journey to Yarsa。
DVDの売り上げの25%はルクムエリアの教育普及に充てられます。
興味のある方は、フランスのエリック ヴァリ監督 ヒマラヤンゴールドラッシュの映画をご覧ください。
http://www.ericvalli.com/index.php?/stories/himalayan-gold-rush-/
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