2013年が始まってすぐのバレンシアからのビックニュースは、1月20日から日曜日と祝日の営業が許可されたことです。
今回の措置は、スペイン第3の都市バレンシアを観光都市として盛り上げていくためには日曜祝日営業は欠かせない条件だと判断された背景があります。観光的な視野にたって、影響が多いと判断されたバレンシアの四つの地域では、日曜祝日にもお店を開けようと押し進められました。
そもそも、バレンシアを始めとするスペインの多くの都市では、基本的に日曜日は商いを営みません。少し前までは日曜日・祝日の営業は「法律で禁止」されていたほどです。
カトリックの教えが習慣に根強く残るスペインでは日曜日は安息日であり、それが法律で守られていたのです。というわけで、スペインでは条件や店の規模などによって違えども、基本的には一部の例外を除いて、日曜日の営業は禁じられていました。
それに大きな変化が起こったのが、昨年2012年の7月中旬。マドリード首都圏での日曜日営業が解禁され、24時間営業も可能に、と法律緩和が行われました。これは、営業時間を増やすことで雇用を創造しよう、経済を活性化させようという、ラホイ政権のスペインの経済立て直し策の1つとしての措置でした。
毎日曜営業を発表したスペインのデパートEl Corte Inglés(エル・コルテ・イングレス)ではバーゲン期間ということもあって多くの人が初めての日曜営業に詰めかけた。
さて、バレンシアで日曜営業解禁になって以来最初の日曜日である1月20日はちょうど「バーゲン期間」ということもあって、多くの人が買い物に出かけました。営業をした店はそれぞれ「店を開けた甲斐があった」と肯定的な反応。この日は指定されたセントロ地区の45%が店を開けたと発表されました。
ただ、営業したのはカルフールやエル・コルテ・イングレス(スペインの高級デパート)など大型店ばかり。大型店舗では多くの従業員が交代で日曜祝日の勤務に当たれるために個人の負担は少ないです。しかし、大型店舗とは対照に、家族経営の小さいお店では日曜営業は実質的に生活犠牲を意味します。
私は、スペインに引っ越して以来、買い物が一切できず、しーんとした日曜日に退屈していたので今回の政策は個人的には大歓迎ですが、小規模店舗経営者のデモはこれからも続くとみられ、日曜祝日営業解禁の今後を見守りたいと思います。
<参考> バレンシアで日曜祝日にお店・レストランが空いているかがわかるサイト。http://apertura-festivos.blogspot.com.es/
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