オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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くわえタバコで、同時にコーヒーを飲みながら(器用!)、スマホにのめりこんでいる女性たち。よくある、オランダならでは?の昼休みの光景です。オランダの喫煙者は、特に女性が多いのですが、既にタバコは嗜好品ではなく、生活必需品ともいえるべき存在のよう。ガムをかむ感覚で、彼女たちは喫煙しています。


楽しそうですが・・・タバコがなくても楽しいのでは・・・

楽しそうですが・・・タバコがなくても楽しいのでは・・・

タバコの購入年齢は、昨年までは16歳だったのですが、今年から18歳に繰り上げられました。とはいうものの、小学生としか思えない子供たち(!)が、堂々と公園で仲間と喫煙する様子に慣れてしまっているので、喫煙許可年齢など、何を今さら・・・という感覚しかないのも事実。子供のクラスメートたち(小学校高学年生)に、喫煙についてどう思う?と質問してみたところ、「タバコ?しゃぼん玉を吹き飛ばすようなもんでしょ」という返答が。なぜかというと、「誰だって吸ってるから」・・・・つまり、タバコは遊びの一種、位にしか考えられていないのです。


ならば、「美味しいと思う?」と質問してみたところ、「ニオイがキライ」「ママがいつでも吸ってるから飽きた(!)」「おいしくなさそう」という正直な答えが。しかし、小学生ならともかくも、60代から70代のオランダ人たちは、タバコについてまるで知識がない人が多いのに驚かされます。例えば、新生児がいる部屋の中でタバコを吸わないでくれ、と依頼したら、白い目でみられ、家族会議にかけられ、結局は家族の中ののけ者にされた、と嘆く人たちは、あとを絶ちません。彼らの言い分は、「タバコくんだりで、赤ちゃんが死ぬわけがない!昔は、煙がもうもうとした中で、誰もが煙に慣れて(!)健康に育ったものだ!」・・・無知というのか、屁理屈というのか、呆れ返ってものも言えません。


健康のことを考えたほうが・・・・

健康のことを考えたほうが・・・・

私の友人に、禁煙を訴える団体に所属している看護婦さんがいます。彼女に同行した際、禁煙反対グループの人たちに会う機会がありました。反対グループの一女性は怒りながら、「禁煙しなさいよ、とみんなに言われたり、喫煙室にいかなくちゃならなかったり、白い目で見られたり。これはもう、人種差別に等しい偏見、こんな仕打ちを受けるなんて!!」と訴えていました。でも・・・自分の健康については、どう考えているのでしょうか?その女性いわく、「私の人生、ほっといてちょうだい!」・・・確かに。


こんなことを訴える女性もいました。「カフェに行けば、禁煙。コンサート会場に行けば、禁煙。会合でも、禁煙。列車内でも、禁煙。禁煙、って言われれば言われるほど、ストレスを感じて余計にタバコがすすんじゃうのよね」・・・。ちなみに、オランダの喫煙人口は全国民の30%だとか。保健省では、タバコのパッケージに喫煙者の肺のレントゲン写真など、ショッキングな写真を印刷して警告を鳴らすことを検討中だとか。特に女性喫煙者はヨーロッパ一のオランダ。健康のことを考えて、控えめにしたら?と私が促しても、「ストレスがたまるわ!それって偏見じゃない?」などと逆に怒られそうです・・・。


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