スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業…ライター、エッセイスト、講演家

居住都市…ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

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息子と同じプレスクールに通う友達のママは普段はテレビ局で働くワーキングママ。けれど将来的には、昔から大好きな「裁縫」に関係することで生計を立てられないか検討しているのだと言う。

これは今のスペインの経済情勢から一部の人が恒常的に感じている不安-今の仕事がいつまで続けられるかわからない-ことへのヘッジとともに、会社勤務で感じる時間のコントロールが効きにくい不自由感から来ている思いのよう。


もちろん、裁縫が得意だからといっても、特徴のない物を作ったところで、今は商業化の流れにのったかわいい商品が驚くほど安価格で買える時代であり、そのような商品の前で手作り品はファッションセンスに欠けていると映ることも。「手作りならでは」を上手く活かしたものが作れてこそ、手作り品がおしゃれであり、気持ちがこもった温かいものとして流通する。


子どもの落書きをデータに落としてメール送信するだけ!

子どもの落書きをデータに落としてメール送信するだけ!

そのことを踏まえて裁縫で起業した成功例として、最近よく名前を聞いていた「Childs Own Studio」を友人に教えてあげた。


「Childs Own Studio」はカナダのバンクーバーに住むウェンディ・ツァオさんが個人事業で行う“ぬいぐるみ制作サービス”。ウェンディさんは、もともと在宅で手芸の下請け仕事をしていたママだが、自身が小さい子供の母親であることがヒントとなって子どもの落書きを「ぬいぐるみ」にすることを思いついた。


そして、ウェブサイトで依頼を受け、子どもの落書きをモデルにしたぬいぐるみをオーダーメイドで受注するサービスを始めた。メールで子どもの落書きの画像データを受信し、そのままのイメージでぬいぐるみや人形に仕上げる流れだ。


落書きがぬいぐるみに再現!

落書きがぬいぐるみに再現!


私もそうだが、親にしてみれば、落書きとはいっても、この時期しか表現できない子どもの様子が詰まったもの。それをぬいぐるみという形で再現され、ずっと残しておけることは親心をくすぐられる。なんといっても、その落書き人形は世界で一つの「オンリーワン」!


同じようなサービスは世界各地に起こっているようで、「クレヨン・クリーチャーズ」や「ピノキオズ・フレンズ」(以下サイト参照)など同様のサービスがたくさん出ているのがわかる。


これらのサービスの共通点を挙げると、運営者たちはみんな「裁縫が得意なママ」。主婦でありママである今の自分が空き時間でできる範囲で、大好きで得意な手芸で子どもたちの「今」をぬいぐるみ化している点。


気になる値段だが、このサイトを見ると<http://www.etsy.com/listing/94135653/your-kids-drawing-made-into-a-softie-toy>24ユーロ(2003年2月現在 1ユーロ124円換算で、約3000円)ほどの値段でもこれらのサービスが使えるよう。


親心が注がれるサービスであるとともに、裁縫が得意な友達にヒントを与えるものになりそうだ。



<参考>
・「Childs Own Studio」http://www.childsown.com/
・「クレヨン・クリーチャーズ」http://crayoncreatures.com/
・「ピノキオズ・フレンズ」http://www.pinocchiosfriends.com/





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