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インド:ムンバイ

及能 直子(きゅうの なおこ)

2009からヨハネスブルグ(南アフリカ)に滞在ののち、
現在、インド ムンバイに居住中

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被害者の女性は、モデルでした。美しいだけでなく、法科大卒の才女でもあったとのこと。(写真はすべて地元新聞紙 The Starより)

被害者の女性は、モデルでした。美しいだけでなく、法科大卒の才女でもあったとのこと。(写真はすべて地元新聞紙 The Starより)

以前記事を載せたことがありますが、パラリンピックでは6度の優勝経験があり、2011年には身体障害者で初めて世界陸上に出場したことで一躍有名となった、南アの義足ランナーことオスカー・ピストリウス選手。

バレンタインデーの2月14日、なんと、ピストリウスが逮捕されるという、衝撃的な事件が起りました。
事件は14日の早朝、ピストリウスの自宅で、訪れていた交際相手の女性が頭や胴体など数か所を撃たれ、射殺されるという事件が起りました。


最初の報道では、ピストリウスがバレンタインデーのサプライズで訪れた彼女を強盗と勘違いし、誤って射殺したとの報道が流れましたが、その後、誤射ではなく、ピストリウスが意図的に女性を射殺したという、衝撃的な内容が伝えられました。

裁判がまだ始まっていないため、事件の詳細は分かっていませんが、南アの国民的ヒーローがこのような事件の容疑者として逮捕されたことには、国中の人が驚きとショックを隠せない状況です。


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事件翌日の新聞では、一面トップで報道され、ピストリウスの知られざる隠れた性格面の問題がクローズアップされています。
実は2009年に、(最終的には不起訴となりましたが)暴力行為で刑務所に入れられるような事件を起こしたこともあり、カッとなりやすい性格であることや、無類の銃マニアであるという周囲の証言が載っていました。さらには以前ピストリウスと交際していたという女性のコメントまでもが出ていました。

ケンカがもとで起こった事故ではないかというのが大半の見方ですが、なぜこうなってしまったのかが非常に気になります。


事件翌日に取り除かれた看板広告

事件翌日に取り除かれた看板広告

この事件により、ピストリウスのスポンサーも影響を受けています。“ブレードランナー”という代名詞のもと、大手スポーツメーカーのNikeをはじめ、サングラスメーカーなどで広告塔となっています。これらのスポンサーは、今の段階ではコメントを差し控えているようですが、南ア企業の一部スポンサーは、彼の顔が載っていた看板広告を事件翌日に取り外していました。


ところで、南アで銃を所持するのは自由ではなく、ライセンスが必要になります。野生動物のハンティングや射撃(スポーツ)での使途目的であれば、ライセンスを取得すると銃を所持できます。

昔はライセンスは簡単に取得できたようですが、最近では難しくなっているようです。それでも、毎年南ア警察から大量の拳銃が紛失している事実があるように、秘密裏に市場で拳銃の売買が行われているのが現実です。

今回の事件では、拳銃の怖さというより、何が国民的ヒーローの狂気を呼び起こしたのか、ということが気になります。
努力家で尊敬されていたピストリウスにも、人知らず心の闇があったのでしょうか。


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