オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

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政治経済の中心地と呼ばれる、オランダのデン・ハーグ市。ここは、真の意味でインターナショナルな都市と言えるかもしれません。というのは、純粋なオランダ人人口より、外国籍者人口のほうが多くなったことが、その理由。御存知のように、オランダは日本の九州ほどの大きさしかない小国です。にもかかわらず、大都市ハーグに住む外国人数が、「生粋のオランダ人」数を上回ったということは、国内外でも話題になりました。


かつてから海外貿易に長けており、日本の長崎までやって来たほど、外国とは切っても切れない縁がある国、オランダ。外国人に対して寛容なことを誇りにさえしてきた国民らですが、
2000年あたりから、どうも外国人に対してあまり寛容ではなくなってきたようです。私がこの国にやってきたときは、まだまだ寛容だった時代でした。日本からやってきた、というだけで非常に興味を持たれ、親切にしてもらい、カタコトの日本語で喋りかけてきたオランダ人の多かったこと!


学生のための就職活動フェア会場にて。ほとんどが、外国人。

学生のための就職活動フェア会場にて。ほとんどが、外国人。

それが今では、日本に興味を抱くどころか、どの面下げてオランダへ入り込んできたんだ?という顔をされる始末です。非常に困るのは、オランダ人たちが、「外国人」を十羽一絡げにして差別すること。よその国からやってきた点は同じでも、アメリカと日本、フランスと中国ではまるで違うのに、「外国人はみんな同じで、自分たちのことをまるで理解しない人たち」と見なし、よほどのことがない限り、接触を持ちたがらなくなりました。


以前のオランダを知っている私としては、これは非常に残念なことです。手のひらを返したように、という表現がぴったりなほど、彼らの態度は豹変しました。以前ならば、公共の乗り物内でも、席の隣に座れば気軽に話しかけてくれ、席を譲り合い、ひとときをお互い楽しく過ごすことに喜びを感じていた彼らが、今では、外国人がいる!というだけで地面を見たまま無視を続けるようになってしまったのです。


オランダ語を完全に身につけ、学校を卒業した人たち。将来の就職に燃える人たちもいるのに・・・。

オランダ語を完全に身につけ、学校を卒業した人たち。将来の就職に燃える人たちもいるのに・・・。

それには、理由があります。外国人の態度が変わったからなのです。以前、この国に来た外国人たちは、「ゲスト」として呼ばれたことを喜び、一生懸命、オランダの生活に馴染もうと努力してきました。しかし、過去20年の間にこの国にやってくる外国人たちは、オランダ人の寛容さを逆手にとり、何でも勝手にやりたい放題、わがままに振舞い続けてきたのです。外国人による犯罪率の急上昇も、オランダ人たちの不安をあおる結果となりました。今年の中央統計局の統計によると、純粋なオランダ人の50%が、「外国人と接することを故意に避ける」という結果がもたらされたのは、過去を考えると衝撃的といえるでしょう。


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