韓国で生活し、思わぬところで日韓の違いを感じることがあります。「欲」に対してもそうです。
自我が芽生え始めた子どもが、おもちゃを独り占めしたり、奪い合って泣いたりというのは珍しいことではありません。性格によって「ひとつも渡さない！」という子もいるし、取られたら取られるがままという子もいます。
日本では、後者のほうが「協調性がある」「○○ちゃんは優しいね、えらいね。」と言う場合が多いでしょう。しかし韓国では少々違います。「うちの子、他の子に取られてばかり。喧嘩してでも気に入ったものは渡すべきじゃないのに、保育園に入ったらどうしたらいいのか…」となげくママ友数人と、「そうだ、そうだ」という前者タイプの子のママ友を見て驚いてしまいました。「気に入ったものは人に渡したくない」という負けず嫌いな「欲」は、勉強、生きる意欲などすべてに共通するものだからだそうです。「所有欲は小さい子はコントロールできないので、相手の子の手前、注意はすれど仕方ない」というママ友もいました。言われてみるとその通りという気がします。考え方の違いはどちらも間違いはなく、興味深いですね。

レポーター「高橋 久美子」の最近の記事

• 韓国からのお土産でお勧めのドーナツミックス
• 久しぶりの日勝峠は雪景色
• 韓国薬局にある茶色く濁った液体は？

「日本」の他の記事

• 韓国からのお土産でお勧めのドーナツミックス
• クリスマスイルミネーション　丸の内
• クリスマスイルミネーション　銀座