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インド:ムンバイ

及能 直子(きゅうの なおこ)

2009からヨハネスブルグ(南アフリカ)に滞在ののち、
現在、インド ムンバイに居住中

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マンデラ氏の訃報を知らせる新聞の特別号(12月6日 The Star紙)

マンデラ氏の訃報を知らせる新聞の特別号(12月6日 The Star紙)

12月5日午後8時50分、ネルソン・マンデラ元大統領が亡くなりました。享年95歳。マンデラ氏は、南アの黒人初の大統領で、それまでの支配勢力であった白人側と、暴力ではなく対話をもってアパルトヘイト(人種差別)撤廃に尽力しました。

マンデラ氏は、昨年12月に肺の感染症にかかって以来、入退院を繰り返しており、高齢でもあったので、近い将来、いつかこの時が来るとは思っていましたが、南アだけでなく、世界中にとって偉大な指導者であったマンデラ氏の死は、世界中で大ニュースとして報道されています。


マンデラ氏が亡くなった自宅前で、キャンドルに火を灯し、冥福を祈る人々

マンデラ氏が亡くなった自宅前で、キャンドルに火を灯し、冥福を祈る人々

葬儀の予定もほぼ決まり、12月10日にはヨハネスブルグのFNBスタジアム(2010年ワールドカップの際、決勝戦を行った94000人収容のスタジアム)で、お別れの会が開かれました。11日~13日には、大統領官邸のある政府庁舎に遺体が安置され、15日にはマンデラ氏の故郷であるQunuという東ケープ州の村で、国葬が行われます。

葬儀にはアメリカのオバマ大統領夫人、元大統領のジョージ・W・ブッシュ夫妻とクリントン夫妻の南ア来訪が公式に決定し、その他、各国から多数の政府要人の訪問が予想されています。


新聞のページで各方面からの追悼メッセージが多数

新聞のページで各方面からの追悼メッセージが多数

南アは、マンデラ氏の死をきっかけに、ひとつの時代に区切りをつけ、ここからが正念場であると思います。
マンデラ氏が大統領になり、黒人は差別から解放され、以降、黒人政権が続いていますが、いまだに黒人の高い失業率や貧困の問題は解決されていないのが現実です。そして、それらの問題は根深く、簡単には解決できず、長い時間がかかると思います。

マンデラ氏が理想としていた、誰もが平等で安心して暮らせる社会の実現を理想として終わらすことなく、残された人々が実現に向けて努力をしていくことが、マンデラ氏への一番の供養になるのではないでしょうか。


マンデラ氏が、1964年から18年間もの間、閉じ込められていた刑務所の入り口(ロベン島、ケープタウン)

マンデラ氏が、1964年から18年間もの間、閉じ込められていた刑務所の入り口(ロベン島、ケープタウン)


刑務所の外観

刑務所の外観


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2 - Comments

いとうより:

2013 年 12 月 12 日 10:14:02

いとうです。
非常に大きなニュースでしたね。レポートにもあるように、様々な諸問題
がすぐには解決しないかもしれませんが、良い方向へ動いていくことを
願います。

さて、下世話な話題ですが、マンデラ元大統領の追悼式の際、ステージ上
で手話をやっていた人の手話が実はデタラメだった、(おそらく、
パラパラの踊りみたいな動きだったのではないかと思われますが…)と
掲載されていました。いったい、誰が発注したんでしょうか?そちらでも
話題になっているのでしょうか、気になります。

道下より:

2013 年 12 月 13 日 10:03:58

誰もが平等?そんな基本的なことが世界各地で「課題」になっていることを憂います。その意味
マンデラ氏の功績は大きかったといえるでしょう。その意思をどのように紡いでいくのか、残された者の責務ですね。

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