12月のクリスマスシーズンになると、クリスマスショップではなく普通の店の店員でも、サンタクロースの帽子をかぶっている人を見かけたりします。同様に子どもが通学時にかぶっていたり…と、カナダでは12月のサンタハットは珍しいものではありません。

また、ショッピングモールでも、サンタと一緒に写真を撮るイベントが行われているなど、12月はあちこちでサンタクロースが登場します。

さて、今年、バンクーバーで話題になったサンタクロースはバスの運転手でした。この運転手、ロックウェルさんは過去16年にわたり、12月はサンタクロースに扮して仕事をしたいたのに、バス会社が今年は普通の服装で勤務するように命令したためです。

会社側の主張は、乗客が誰が運転手なのか分からないというもの。

カナダのホリディで一番大きなもの、そして誰もが楽しみにしているものはクリスマスです。家族が集まる、とっておきのイベントで、約1カ月間、お祭り騒ぎが続きます。このニュースはテレビや新聞をはじめとする多数のメディアで取り上げられ、ほとんどの市民は会社側の頭が固すぎる！という意見のように感じられました。

そして世論が影響したのでしょうか。ニュースとなった翌日、一転して会社側が折れて、サンタ装束ＯＫとなりました。

日本人の私は、サンタの服装のバスの運転手というのにもびっくりしますが、楽しいことは歓迎です。バス会社の決定に胸をなでおろしています。

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