「お米が食べたい」陸稲栽培に取り組む
2011.12.16 up
穂についた実を丁寧に摘み取る若いお母さん
パプアニューギニアと言えば、さつまいも、タロ、ヤムイモなどのイモ類が主食です。しかし、最近、街の中の人たちは、スーパーマーケットで買った輸入もののお米を食べています。お米は、オーストラリア、タイなどから輸入したものです。でも、それを買うにはお金が要ります。
畑に植えられた稲
しかし、そんな中、村の所々で、稲の栽培を始めているところもあります。稲は稲でも、田んぼではなく、畑に栽培するもので、陸稲と言われているものです。この収穫は、日本と違って、穂だけを摘み取ります。そうすると、1年に3回くらい収穫できるそうです。それから穂についた実の部分を摘み取って、それをバスでゴロカの街まで持って行って、農業省の事務所で、脱穀します。おいもと比べて、手間もお金もかかるお米ですが、村の人たちのお米を食べたいという思いが、彼らの栽培意欲に繋がっています。
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