PMVトラックが路線バス代わり
2011.12.05 up
「ゆっくり走ろう北海道」のステッカーの貼ってあるトラック
PMVとは、Public Motor Vehicleの略語で、公衆用の車という意味です。
日本では路線バスになりますが、パプアニューギニアの田舎では、トラックが多いのです。
日本では荷台に人は荷物番一人しか乗れませんが、ここでは、一応乗れることができれば何人でもOKです。あまりに載せすぎて足が荷台からはみ出していると検問でひっかかることがあります。でも、それはみんな承知のことで、これまで出ていた足は全て荷台の中に収めます。
ややアップグレードのPMV
これは、屋根と両側にベンチの座席がついていて、ちょっと良いタイプのPMVトラックです。これだったら雨が降っても安心です。なぜトラックが多いかというと、それは舗装されていない悪路にトラックが強いし、多くの人間や荷物を運ぶことができるからです。また、悪路ではまってしまった場合には、乗客みんなで車を押して、泥沼から抜け出すことができます。
PMVの中の様子
荷物は、前、通路、椅子の下などの全てに置かれ、またその上にも人が載ります。
これはまだまだ空いている状態です。
車掌さんが料金を徴収
各PMVには、車掌さんが必ずいます。お客様がある程度乗ると車は出発しますが、出発前には、必ず車掌さんが料金を集めます。最初に払うのが普通です。もしこのとき払わない場合は、下車させられます。目的地まで乗せて行ってから、お金を払わずに飛び降りて逃げる人がいるので、前払いが基本です。
天気のよい日のPMVからの眺め
1時間も走るとお尻が痛くなります。でも、晴れた日の車からの眺めは美しく、さわやかな風も受けて、気持ちのよいオープンカー気分です。
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